メンタルケア心理士

論理療法について

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アメリカのアルバート・エリスによって提唱された心理療法です。人にはいろいろな思い込みがあります。エリスはこの思い込み。信念を「ビリーフ」と呼びました。
もし、クライアントが生きづらさを感じる結果になるのであれば、無意識のうちにとらわれているこの信念体系そのものに問題があると、論理療法では考えます。したがって、論理療法では、クライアントが抱いている不合理なビリーフを、論理によって合理的なビリーフへと変えていくことを目的としています。

 

カウンセラーはクライアントを縛り付けている思い込み(不合理なビリーフ)を見つけて反論し、論理的に説得していきます。
例えば、人前でのスピーチに失敗しても、「失敗しても全てがダメではない」(プラスの感情)と認知できるようにビリーフの修正をしていくのです。

 

家族療法について

 

家族療法はシステム論を基盤とした新しい理論的枠組による療法で、家族をひとつのまとまりとみなして個人ではなく、家族システムそのものを対象とします。
家族システムが機能不全に陥っているため、最も感受性の強いメンバーの問題行動や症状が起きていると考えるのです。
例えば、子供が不登校になったときに、従来の伝統的な個人精神療法ならば、子供個人を対象にして関わります。
家族の人間関係そのものに問題がある場合があるので、家族の各メンバー同士の相互作用に焦点を当てていくのです。
この不登校になっている子供のように、病状や問題を抱えた家族のメンバーはipと呼ばれています。
Ipがゆがんだ家族システムの犠牲になっているおかげで、家族内の均衡がや持たれているとみなすのです。

 

Ipの問題行動や病状は過去に起因するという直線的な因果関係でなく、様々な因果関係が連鎖的に繋がっているという円環的な因果関係からipの問題行動などを捉えます。
したがって、過去よりも現在を、内容よりもプロセスの方を重視します。

 

来談者中心療法
臨床心理学者ロジャーズの理論です。
人間は誰でも豊かに成長する資質を持っていて、日々の生活はその成長へ向かうものとする考えです。
段階的に発展していった理論なので、クライアントが成長する力を重要視していた初期の頃は「非指示的療法」と呼ばれていたこともあります。
彼はカウンセラーに必要な態度は、@自己一致、A無条件の肯定的尊重、B共感的理解としました。それぞれについて詳しく説明しましょう。

 

@ はそうあるべき自分である「自己概念」と、あるがままの自分である「自己経験」が一致している状態のことを指し、健全なパーソナリティの状態であるとされます。
まずは心理カウンセラーが健全な状態であるいることが必要であるとされます。
A はクライアントの良い面もそうでない面も無条件に受容し、ひとりの独立した人間として認めることをいいます。
クライアント自身が自分のことを認められないことがあるからです。
B はクライアントの主観的な世界を、カウンセラーがあたかも自分が感じているかのように感じることを言います。
そうしながらも完全には巻き込まれないようにして、感情の反映をすることで、クライアントが自分自身の感情の動きを理解できるように促すことを目的としています。
以上の3条件に加え、「傾聴」することを最重視しました。

 

信頼関係が形成されればクライアントはおのずと自分の内的な世界を語り始めると考えたのです。